４月も円安シナリオ継続？152円後半目標値

4月も円安予想は変わらず？

次のような予想を掲げました。
●第一ターゲット152円後半に到達する可能性は高く、その次はざっと154円～156円台を目指す形をイメージしてよいのではないかと思います。

先週末時点でも、チャート分析の観点では、円安が進みやすい状況との認識は全く変わりません。にもかかわらず、151円で止まったままで、なかなか円安が進みません。

なぜか？理由はただひとつ。「為替介入」

先週、152円に迫った状況で、日本の当局（財務官や財務相）から「為替介入するぞ！」という主旨の、強い口調で円安を牽制する発言が繰り返し出ました。言葉遣いなど詳細にチェックしますと、この先152円以上へ円安が加速すれば、いくらか円高に戻すための為替介入を本当に実施することは、ほぼ間違いないと思われます。

●ドル円、これだけ膠着状態が続いてると、（為替介入とは別で）攻め疲れのような形で反落することはないか？

為替介入という人為的な操作をちらつかせているうちに、日数の経過に伴い上昇圧力が弱まり、人為的な操作をしなくても、相場が自律的に反落するシナリオは十分に考えられます。

現時点であえて言えば、相場の潮流を示すMACD分析において、先週後半、それまでの上方向（円安方向）への勢いが鈍化している傾向が少しですが見て取れます。もし今週に入っても同様の傾向が強まって反落に向かった場合、そのMACD分析においては、、150円台が反落メドとしてまず考えられます。また秘伝チャートにおいても150円台に比較的しっかりめの層ができていますので、今週もし反落するようであれば、そのあたりがサポート帯になるであろうと思われます。