20240205 先週の振返りと今週の見通し

⚫今週の外為市場。

焦点は強い米雇用統計(1月)を受けた米ドル買いの流れが続くかどうか?にあり。先週2日は対主要国の通貨で米ドルが全面高の展開に。注目材料は1月のISM非製造業景気指数とブラックアウト期間明けのFRB高官らの発言。

ドルインデックス(DXY)の日足チャート。1月米雇用統計を受け大陽線で急反発。テクニカルの面では、50日線がサポートラインへと転換。そして104.00-20ゾーンの突破が焦点に浮上中。3月利下げの可能性は急速に後退し、今は5月の利下げ開始を意識する状況に。今週、強い米経済指標とFRB高官のタカ派発言が重なれば、早期利下げ観測の後退で今週は根強い米ドル高の強さを意識することになりそう。

⚫ドル円の日足チャート。

FOMCと1月雇用統計を受けて、再び148円ミドルの攻防が焦点に。今週の注目材料は米経済指標とFRB高官らの発言内容。これらが米ドル買い要因となるか?に注目

⚫ユーロドルの日足チャート。

21日線と50日線で相場の反発が止められ、半値戻しの水準を下方ブレイク。MACDとモメンタムの状況も考えると、今週の焦点は新たなサポート水準の見極めが焦点に。

⚫日経平均株価について。

1月は当面の株高メド3万6900円台に到達。当面の相場上昇エネルギーが吐き出されましたので
今週のように下落したり横ばいの展開となっています。

今週はサポート帯が3万5700円とみてました。2度ほどサポート帯付近に急落して下げ止まって反発する展開が見られました。

来週は引き続きサポート帯3万5700円と
その手前、3万6000円近辺も意識したい
まず3万6000円のサポート帯を割り込むと黄色信号、
次に3万5700円も割り込むと赤信号。といったイメージ。
サポート帯より上の水準で推移していれば問題ないのですが来週もしサポート帯を割り込んだ場合。
下落メドはやはり3万5千円を割れる可能性が高まり第一に3万4800円台。
最大で3万4千円台前半〜3万3千円台後半。
一応それくらいの調整も想定しておきたいと思います。

なお、長期的には今回の調整を経て、近い将来また上げ足を強め
日経平均は史上最高値を更新する可能性が高いとの見方は何ら変わりません。

◆ドル円チャート予測 円高警戒態勢解除 再び円安150円ある?

先週金曜、アメリカ雇用統計が上振れしたことを受けてドル円が急上昇。
チャート分析の観点では、先週は皆様と共に「円高警戒」しており、実際に一時145円台まで円高が進みました。が、先週を終えた時点で、警戒態勢を解いて良いと判断されます。

MACDジャッジにおいては、先週の円高でC列は突破されましたがD列でピタッと下げ止まる形になりました。
チャート分析においては、先週末時点で買いシグナルが点灯。先週末、一気に上昇して点灯したシグナルだけに、このようなケースでは揺り戻しが入ることもありますので、慌てて全力で追随しなくてよいと思いますが、一応、客観的に算出すれば、第一の円安メド149.6円。第二に151円に乗るくらい。

つまり、(今回のシグナルを全面的に信用して良いかどうかは別として)、先週金曜の急激な円安に追随する動きが今週殺到すれば、149円から最大151円あたりまでの円安が生じることは、一応想定内のこととしておきたいです。偶然ですが、一昨年や昨年の最大の円安と並ぶくらいの円安は、もしかしたらあるかもしれない。といったところです。

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