20240402 朝 切り抜き

●1日の外為市場は米ドル高の展開に。

ドル円は151円台で底堅さを維持。一方、ユーロドルは昨年の10月安値を起点とした短期サポートラインを下方ブレイクする展開に。今日の注目材料は2月の米JOLTS求人件数。

●1日の米国株。米金利の上昇が重石となりナスダック指数以外の主要な株価指数が下落。S&P500指数のセクター別パフォーマンスを確認すると3セクターを除き下落。米債市場は経済指標にらみの状況が続く。今日は2月JOLTS求人件数が材料視される可能性あり。

●NY金価格。調整の反落が見られるも上昇トレンドを維持。注目すべきは米金利の上昇と米ドル高を受けてもこの状況を維持していること。トレンドフォローを重視する相場

●3月の米ISM製造業景気指数。予想の48.3に対して50.3と23年9月以来の拡大。景気判断の分かれ目である50を上回る内容に。新規受注は51.4と前月の49.2から拡大。支払い価格指数も前月の52.5から55.8へ拡大。一方、雇用は雇用は47.4と、前月の45.9から拡大したが予想の47.5に届かず。今日は2月のJOLTS求人件数が米債市場と米ドル相場の変動要因となる可能性あり。

●ドルインデックスの日足。米金利の上昇を受け昨日の外為市場は米ドル買い優勢の展開に。ドルインデックスは61.8%水準を大陽線で突破。モメンタムの勢いを駆り重要チャートポイントの105.00をトライする展開

●ユーロ相場の年初来パフォーマンス。対円では上昇し、対米ドルでは下落。緩和姿勢の日銀と利下げに慎重なFRBの政策動向を反映する動き。そして欧州(ECB)より利下げ開始が遅れる見方のある英ポンドでもユーロが下落。これらの状況を考えるならば、中銀の政策姿勢が円安の動向を左右する要因に。

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