調整の反落局面で注目しておきたいチャートポイント
本日、上で述べたレジスタンスの水準が意識され、調整の反落(円買い介入絡み以外の反落)相場となる場合は、昨日の下落を止めた151.20レベルの攻防に注目したい(上のチャートを参照)。この水準はレジスタンスからサポートの水準へ転換する可能性がある。
ドル円(USD/JPY)が151.20レベルを完全に下方ブレイクする場合は、151円割れを想定しておきたい。
ドル円が150円台の攻防へシフトする場合は、150.80レベルの攻防に注目したい。先週の後半にこの水準で相場がサポートされた経緯がある。
また、10日線が今日現在、150.81レベルで推移している(下のチャート、緑ラインを参照)。ドル円が10日線をも下方ブレイクする場合は、150円台の維持が焦点として浮上しよう。
21日線が今日現在、150.36レベルで推移している(下のチャート、青ラインを参照)。この移動平均線の下方ブレイクは、節目の150.00レベルをトライするシグナルと想定しておきたい。
CPIコアでインフレ鈍化の傾向があらためて確認される場合は、逆の展開(米金利の低下→米ドル売り→ドル円の反落)を想定しておきた。
調整の反落相場ならば、ドル円は上で述べた各サポートの水準での反発が予想される。

⚫ドルインデックスの日足チャート。 10月の米CPIを受け米金利の低下幅が拡大。外為市場では米ドル安優勢となり、75日線104.70レベル(5/31高値)を大陰線で一気に下方ブレイク。米ドル高トレンドの転換を示唆するシグナルがまた一つ点灯。次の焦点は半値戻しの水準。

コメント